伊藤ハム米久プラント柏工場に 最適化AI搭載クラウド型生産スケジューラ「TENKEI for 生産計画」を提供開始
~「食の安全」と「生産効率」の両立に向け、生産計画業務の高度化を支援~
バーチャレクスは、伊藤ハム米久プラント株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:久次米忠宣、以下、伊藤ハム米久プラント)の基幹拠点である柏工場において、最適化AI搭載クラウド型生産スケジューラ「TENKEI for 生産計画」の提供を開始しました。これにより同工場の生産計画業務の高度化を支援し、「食の安全」と「生産効率」の両立を目指します。
伊藤ハム米久プラントは、急速に変化する社会情勢と多様化するライフスタイルへの対応を目的に、伊藤ハム株式会社、伊藤ハムデイリー株式会社、米久株式会社の東日本エリアの生産部門を統合し、2023年4月1日に発足した食品製造専門会社です。伊藤ハムの「事業を通じて社会に奉仕する」、米久の「感動を創る」という両社の創業精神を受け継ぎ、食肉加工品、調理加工食品、総菜類を製造しています。「健やかで豊かな社会の実現に貢献する」という経営理念のもと、厳格な品質管理基準に基づいた安全で安心な食品を全国の食卓へ届けています。
今回「TENKEI for 生産計画」を導入した柏工場は、グループの基幹工場の一つとして、ハム・ソーセージ類をはじめとする幅広い商品群の安定供給を支える重要拠点です。
導入の背景と目的:複雑な計画条件の「デジタル化」と「最適化」
食品製造、特に多種多様な商品を扱う食肉加工の現場では、相反する二つの課題を同時に解決することが求められます。一つは「商品を鮮度の高い状態で消費者に届けるための製造タイミング・在庫管理の最適化」、もう一つは「ラインの稼働率を高めるため連続製造の実現」です。
柏工場では従来、熟練の計画立案者が、膨大な制約条件とこれら相反するKPIを考慮しながら、多大な時間をかけて生産計画を策定してきました。しかし、特定の人材への属人化が進んでいたことに加え、少子高齢化による将来的な技能承継への懸念、そして市場環境の急激な変化に対応できる柔軟な計画体制の整備が急務となっていました。こうした背景のもと、生産性の更なる向上や需要変動への柔軟な対応力強化に加え、計画業務の負荷軽減を通じて「新たな価値を創造する業務」に注力できる環境を整備し、担当者のエンゲージメント向上や将来的な技能承継の実現を目指して、バーチャレクスが提供する「TENKEI for 生産計画」の導入を決定しました。
「TENKEI for 生産計画」導入により実現する価値
「TENKEI for 生産計画」の最適化AIを用いて、以下の高度な生産計画を自動立案します。
- 鮮度優先の在庫管理 製品ごとの賞味期限を厳密に考慮し、在庫保有期間を最小限に抑える計画を自動立案。常に最適な鮮度で出荷できる体制を維持し、廃棄ロスの低減にも貢献します。
- 連続製造による稼働率の最大化 同一規格の商品を連続して製造する計画を策定することで、段取り替えの頻度を抑制。製造エネルギーと時間のロスを削減し、ライン稼働率の最大化を実現します。
- 中間品と完成品の一貫連動 完成品の製造と、それに対応する中間品の消費・製造タイミングをリアルタイムで同期。仕掛在庫の滞留を防ぎ、工場全体の流れをシームレスに最適化します。
- 需要変動への柔軟な対応 季節変動や販促施策による需要の大きな波に対し、最適な製造タイミングとリソース配分を算出。機会損失の防止と廃棄ロスの低減を同時に実現します。
今後の展望
バーチャレクスは、伊藤ハム米久プラントの伴走パートナーとして、柏工場での運用定着を支援するとともに、データに基づいた「スマート工場」の実現をテクノロジーの側面から強力に推進してまいります。
■ 最適化AI搭載クラウド型生産スケジューラ「TENKEI for 生産計画」について(https://tenkei.ai/)
計画立案・可視化・実績連携・計画修正まで一貫して支援する最適化AI搭載のクラウド型生産スケジューラです。納期・設備・人員・段取り・在庫推移など、複雑な条件を考慮した最適な生産計画を自動立案し、予実差や突発変更に応じた修正も迅速に行えます。これにより、生産計画の属人化を解消して現場全体での整合性の取れた計画運用を実現します。










